絶対泣ける! ちっちゃなかみさん
角川文庫
発売日 2008年9月25日
ISBN 978-4-04-163017-4
価格:680円
わかっているのに、何故か絶対に泣けてくる。そんな映画や小説がある。
馬道に住む信吉、加代、治助の三人兄弟。かつぎ豆腐売りをしている信吉に、向島の老舖料理屋の一人娘・お京が惚れた。しかし婿養子にという話を信吉は断ってしまう。信吉、お京、お京の二親、それぞれに胸に思いを秘める中、ちっちゃなかみさんが……
わずか二十数ページの短編なのだが、必ず泣いてしまう。中編や長編の山場で思わずホロリとさせられるものはよくあるが、この二十ページで泣かせてしまうのは、平岩弓枝の筆力とでもいおうか。
私自身は、このテキストを入力したファイルを作成しておいて、電子ビュワーのリファレンスにしている。最近は、パソコンだけではなく、携帯電話や音楽プレーヤーでもテキストが読めるようになってきており、この作品を実際にそれらのハードウエアで読んでみて、泣ければ合格。機械の操作や画面の大きさなどで、とても泣くところまでいかなければ、不合格、と一人で勝手に判断している。
しかし、紙で読めば必ずなける。間違いなく泣ける本である。
しばらく本屋さんから姿を消していたが、新装版で再び本屋さんに並ぶようになった。
決して、図書館で借りたりしないで、本屋さんで立ち読みしてみてください。立ち読みでも泣けますから。
そのほかも人の情けを温かく、悲しく、おかしく描いた短編が九編収められています。
- 目次
- ちっちゃなかみさん
- 邪魔
(じゃま)っけ - お比佐
(ひさ)とよめさん - 親なし子なし
- なんでも八文
- かみなり
- 猩々乱
(しょうじょうみだれ) - 遺
(のこ)り櫛(ぐし) - 赤絵獅子
(あかえじし) - 女ぶり
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