早乙女貢 さおとめみつぐ
1926年(大正15年)1月1日、旧満州・ハルピン市ポレツヤ街で生れる。本名は鐘ケ江秀吉(かねがえひでよし)。
慶応義塾大学文学部中退後、同人誌「小説会議」に参加し、野心的作品を発表する一方、山本周五郎に師事した。
1968年(昭和43年)マリア・ルーズ号事件を扱った歴史小説「僑人の檻」で第60回直木賞を受賞する。以降歴史小説作家として、幅広い領域で活躍。主に戦国期から幕末をテーマにした作品を得意とする、数少ない山本周五郎門下生の一人。
歴史小説のみならず、伝奇小説、忍法帖、市井物とその作品の幅は広い。
1971年(昭和46年)から「歴史読本」に連載を始めた「会津士魂」は、外様大名という敗者の側から明治維新を描き、31年間連載され、2001年(平成13年)に完結。正続21巻の大作となった。13巻までの幕末編で、1989年(昭和64年)に第23回吉川英治文学賞を受賞。
2008年(平成20年)12月23日午前2時53分、胃がんのため神奈川県鎌倉市の病院で亡くなる。82歳。
合掌

